英語あれこれ VER1 

2020/10/02
イギリスーロンドン

   **イギリス英語とアメリカ英語**

日本で習っている英語はだいたいアメリカ英語だと思います。もう30年以上も昔(…昔々です、留学する人も珍しかったころ)になりますが、そんなことも知らずに20代だった私は1年間、イギリスに語学留学に行きました。自分でいうのもなんですが、結構日本では歌を聞いたり、発音練習をしたり、発音には自信があったので(笑)授業中に大変な自信をもって When I went to the party, there were a lot of people....と話し始めました。そうしたらルイーズという先生が "No no no no Eiko, we don't say PARTY. We say PARTY"  と、文字にしたらさっぱりわかりませんが(笑)

要するに、rの巻き舌の発音のことを言われたのです。もう一つ、tomato, water もそうでした。その後はそういった指摘をされないようにイギリス英語と私が習ってきたアメリカ英語の発音の違いに敏感になり、随分と違うものだなあと「郷に入れば郷に従え」でなるべくイギリス英語を話すべく気を付けるようになったものでした。とても良い勉強になりました。

ご存知の方も多いと思いますが、発音の違いだけではなく、使用する単語も違ったり、文章表現、慣用句なども違います。英語だったらどれでも一緒と思っていた若かりし頃の私には、このことは大きな驚きだったことを思い出します。

その頃はルイーズ先生にイギリス英語にはもう r という発音はないのよ、と教えられました。イギリスの英語がアメリカにわたり、独自の発展をし、一方本国イギリスの英語は進化(?)していたのですね。ヨーロッパではやはりイギリス式の英語を習うので、巻き舌式の party を発音している人はあまり見かけませんでした。

<次回はイントネーションについてお話したいと思います>